oceanrocks

    お問い合わせ先


 
Email: info (at) innerawareness.org

講演・講座のご依頼

こちらからお申し込みください。


 アウェアネス関連情報、セミナー、イベント等の最新情報を掲載したニュースレター(月1回)をEメールで配信しています。受け取られたい方は、
 こちらからお申し込みください。



心の中のキャラクターたちに自覚を向ける


  「アウェアネス(自覚)を持つ」とは、ものごとを公平な観察者のようなとらわれのない立場から眺めることができる能力を指します。ただし、ずっと純粋で目 覚めた自覚を保つということは、通常はほとんど不可能と言っても過言ではないでしょう。というのも、私たちのエゴというものはなかなか抜け目がなく、いつ の間にか私たちの自覚を邪魔していたりするものだからです。

 例えば、スピリチュアルな道を一生懸命歩んで、高い意識を持てるようになっ たと思った人たちでも、背後にある優越感からは自由でなかったりすることも多いものです。多くのカルトのリーダーたちがこの罠に陥り、力を乱用しているの はとても残念なことです。だからこそ、たとえばチベット密教のゲルク派などは、修行者に最初の20年(またはそれ以上)は理論、哲学、倫理、瞑想を徹底的 に修学することを課しており、その後でさえ、密教の実践的な修業は修学した僧の一割程度の者にしか許さないということです。ニューエージ系のワークショッ プの中では、この後半の部分だけを、ごく短期間で教えようとしているものも見受けますが、人間的な基盤づくり無しで霊的能力だけを身につけることの危険を 思わざるを得ません。

 私たち凡人としては、純粋な自覚を持つことは難しいがベストをつくすしかない、というところでしょうか。たとえ ば、脇道にそれたときに正直に指摘してくれる信頼できる友人や教師にサポートしてもらう、というのもよいでしょう。また、機会があるごとに「今自分の心の 中で何が起きているだろう」と眺める癖をつけていくのも大切なことです。このときに、自分を批判したり責めたりするのではなく、未知の世界を探索するよう な気持ちで行ってみてください。「自分は相手に勝とうとして必死になっているのかな」「うまくいっていないと感じて惨めになっているのかな」「問題や嫌な 事を他人や社会のせいにしているのかな」などなど。。。こうしているうちに、自分の頭の中で一日に何度も繰り返されるドラマやパターンに徐々に気づいてい くことでしょう。

 こんな風に、ちょっと立ち止まって自分の頭や心の中で起きていることに耳を傾けただけでも 大きな前進ですが、その先に行ってみたいという場合の方法を一つご紹介します。それは頭で洞察するだけでなく、実際に演じてみる、という方法です。演じる ことで目の前にはっきりとした形で出してみると、頭で考えていたのとはまた違う洞察が生まれます。また、「なんでこんなことに悩んでいたのか」とばかばか しく思えてきて「こんなふうに考えるのはもうやめよう」となることも多々あります。以下に自分でできるエクササイズをご紹介しますので、心の中のつぶやき に気づいた時などぜひ試してみてください。
 

エクササイズ: 頭の中のキャラクターたちを演じてみる

1) 何かに反応して心が揺れるような時や、心の片隅でつぶやき声がしたときなど、立ち止まって、頭の中でどんなドラマが展開しているのか眺めてみてください。

2) ドラマの主なキャラクターは?部屋の中にそれぞれのキャラクターの場所を決めます。そしてそれぞれのキャラクターの場所に実際に行って、そのキャラクター の気持ちになって話してみてください。またはぬいぐるみや人形を使って行ってもよいでしょう。途中から新しいキャラクターが登場するかもしれません。その 場合は、新しいキャラクターの立場も演じてみてください。

3)何らかの糸口が見えたり、腑に落ちるまで続けます。


 例えば、自分が成功していないように感じて惨めになっているとしたら、ドラマのキャラクターは、「成功したい感じている人」と「厳しい批判者」で、最初はこんな風に会話が展開するかもしれません。
  成功したい人:成功して自信を持ちたいが、とっても難しい。
         一生自分はだめなのかも。
  批判者:そうだ、おまえはだめなやつだ。少しうまくいってもまた
      悪いことが起きるぞ。小さくなってろ。

 こんな風に声を与えてみて、初めて自分の中にこんなにいじわるな批判者がいたことに気づき、最初のキャラクターは次のように言いたくなるかもしれません。

  成功したい人:
    ちょっとその言い方はひどすぎるよ。僕だってまったくだめという
    わけじゃない。もうお前の批判に悩まされるのはうんざりだ。
    どこかに消えてくれ!


*エクササイズを行う上で専門家のサポートが欲しいという方のために、電話セッション(有料)も行っています。ご興味のある方はinfo@innerawareness.orgまでご連絡ください。

『アウェアネスの道具箱』リスト